何かパッとしない日々
掛かったな
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今日から再開ィィィィィィッ!
受験も終わったので再開させていただきます。

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俺の書いた奴まとめ
超自己中野朗は執事

SSSSW

バブルス日誌

その他
小説まとめ:不明
settei.jpg
「出会い」

目撃情報知ってるー?
同じ教室の男子に媚を売っている高校女子が大声で話ていたのでそば耳を立てた。
「ゆいっちがいってたんだけどさ見たってさ」
「えっそうなの」
俺の存在に気付かず本心から慕っていないのが見え見えな会話を大声で続けた。
「噂どおり後ろに"吹っ飛んだ"ってさ、相手も消えたって言うし気味悪いわよね」
「ねー」
どうやら話題になっているのは吹き飛ばしの噂だった。
この地域に手のひらをかざすだけで相手が吹っ飛ぶ事を出来る奴がいるらしく
当てられた当の相手も霧のように消えていく
そんな筋書きで通っていた。目撃情報も多数あり巷を騒がせた。
でも驚いたのは、その話題が一ヶ月前ぐらいの話だ。何故今頃話題が浮上したのか、それが不満だった。
その時チャイムが鳴り、5時限目にある授業が退屈すぎたため眠ってしまった。
「んあ」
昨日のぶっ通しのゲームが祟ったか起きたら空は暗んでいた。
何時ものことながらまた、寝ていたのを無視をされていたようだ。
並べていたノートや参考書を横にかけているバッグに素早く入れて下へ下った。
今何時かと確認する為携帯を取り出そうとポケットを探っていると
なかったのだ。
どこにおいたか来た道を戻るように探った。
戻っていきながら注意をしながら見てついに自分の席にきてそこも探ったが無かった。
「どこにも無い」
どこに置いたか、席の横を指であごを乗せて行ったり来たりしているその時
大きな何かがぶつかる音がして、自分の立っていた場所が崩れた。
あぁ、ここにあったのか。
地盤が崩れ、ゴミ箱から出てきたのは俺の携帯だった。
水泳で泳ぐように空を泳ぎ携帯を握り締めた。
瓦礫とともに地面に落ちて粉々になる、もう別にいい
『force out』
何か聞こえたかと聞こえた方向を見るうち瓦礫から前に吹き飛ばされた。
「大丈夫? 私泉。よろしく」
先程までにいた場所にいたのは泉と名取る。明らかに米国の人がいた。
それに彼女は手を前にかざしていた。噂の女性らしい。
「おぉっとそこまでだ、動くなァ」
尻餅をついたような体勢だったのに対し立ち上がっていた。
喉元にはナイフを立てられ、無闇に動けない
「し、しまった・・・」
彼女は流暢な日本語で青ざめていた
え?ナニコレゼッタイゼツメイ?


「覚醒」
ギリリとナイフが悲鳴を上げる
よく見るとナイフとは呼べる代物ではなく、カッターナイフだった。
「その子を離すんだ」
泉は焦る様に後ろにいる彼へ威勢よく言った。彼を止める気なのか。
しかし彼は気にせずカッターナイフに力を込めた。
首に少し刺さり血が滲む。
そんなこと気にせず彼女は此方へ向かって来てた。
ちらりと首にカッターナイフ立ててる彼を見ると金髪でアロハシャツといったいで立ちで
汗をかいていた。
相手も切羽詰っているのか目を少し回している。
「ク、クソがァ!!」
威嚇や人質が泉に聞かないのが先程の態度と違い予想外なのか
奇声を上げカッターナイフを振り上げた。
はずだった
「なっ」
大きく振り上げて俺の首に刺すはずのナイフが"消えていた"
忽然と無くなり相手が混乱してる隙に俺を固定していた腕を振り払い泉の方へ走った。
待ってましたと言わんばかりに笑みを浮かべて歩いてた足を止めて両手をかざした。
『backward extrusion 』
また流暢な英語が彼女のどこからか響き、手の先にいる軽薄そうな奴が後ろへ吹っ飛んだ。
思いっきり突き飛ばしたように後方に飛び、骨が折れる音がした。
体の痛みからか、よじれて泡を吹いている。
「覚えてろよ・・・」
そう告げた直後に彼は霧のように姿を消した。
この学校には俺と泉と半壊した校舎が残った。
「驚いちゃった」
彼女が携帯を取り出してメールをしている最中に言われた。
それもそうなのかもしれない、相手は発狂していてしまう訳が無い。
相手も飛ばせばいいがそんな細部まで出来ないだろう。
「ナイフが消えたのがか?」
「いや、そういう風に冷静なとこ」
あぁそんなことかと頭の片隅に置いて、半壊した校舎の瓦礫を見てため息をついた。
俺の目線の先に気付き、ごめんと手を合わせ謝って来た。
無視し、横目で軽薄な奴がいた運動場を見てると、突然車の音が聞こえた。
それに泉が反応し走っていった。追いつく様に俺も走り泉の顔を覗くと
彼女は満面の笑みだった。
車は校門前に停車しており、泉は門を助走をつけて飛び越えた。
彼女の足に驚きながらも、俺はよじ登り何とか降りた。
「どこいくんだ?」
「決まってるでしょう本部よ」


「通達」
車に揺られながら、外の夜景を眺めた。どうやら都心に向かって走っててるようだ。
外灯が多くなり、視線を運転席に戻した。
この車の中に手招きした彼女は呆け面で、お茶を飲んでいる。
俺は何をすればいいのかわからず見回すしかなかった。
「お疲れさまでした押し出しさん」
運転手が俺を乗せてからやっと重い口をあけた。
予想通り声は重低音で、髪は後ろに固めて、紳士服を身に纏っている。
車の中もゴミひとつ無かった。
「ちゃんと泉と読んでくださいよー」
そう答えた彼女は、既にお茶を飲み終えキャラメルを口に突っ込んだ。
口の中をキャラメルでいったりきたりしている。
オレンジのワンピースを身に纏っている。
「いえ、あなたの使う機械は信用できませんので」
「母国に喧嘩売ってるわけ?」
「そうではないですよ」
二人が含み笑いして車の雰囲気が穏やかになった。俺は蚊帳の外って奴か。
その場に入り込まず、路地裏に入ったので再び目線を外に視線を向けた。
この黒光りした車には似合わない治安の悪そうな所に徐々に向かっていった。
気が付くと廃墟ビルだらけの場所に着き、車を止めた。
暗くて街頭が一個しかなく、その一個に照らされているひとつの古いドアがあった。
そこに紳士服を着た男性と泉がそこに向かい古いドアを力任せに引いた。
見た目通りガタが来てるらしく閉めようとしたら結構、力を使った。
中は予想通りに事務用の机や椅子が並んでいて、一つだけ木製の椅子が置いてあった。
手で指図され見た先にはベニヤ板とベニヤ板のドアだけで、囲っただけの簡易な部屋があった。
そこに入ると、この中では目立つ高そうなソファとカーペットにちょっと洒落たガラス張りのテーブル
絵画までもあしらってあった。ソファに座り、彼は泉に「見張ってて」と言ってから向かってきた。
会話が筒抜けだ。古くさいドアが開く音がした後、彼は深々とソファに座った。
「申し送れました。私の名は権藤です。能力は無機質、無機質と判断したものを操ります」
少し作り笑いをして、名刺を差し出した。
どうも、と言って俺は名刺を受け取り質問した。
「何で古臭いんですか」
「率直… ですねえ」
正直に言われたことは初めてです。 と、笑顔のまま付け加えた。
「場合が場合なので普通は高いところと検討するでしょう」
「まぁ確かに」
「そこを付くんですよ、カモフラージュです。 でも私は結構ここが好きですけどね
では本題です、 というより通達です。ここ不明課に所属しなさい」


「告発」
「わかった」
「え?」
作り笑顔をやめる程、権藤は驚いていた。
一瞬呆けた後、正気を取り戻したのか。慌てて「お見苦しい所お見せしました」と謝罪した。
「いや、押し出しさんでもこんな簡単に決めなかったので」
明らかに動揺していた。まるでそんな簡単に決めていいのかと問いただされているかのようだ。
すると、ベニヤ板のドアからコンコンと音が聞こえ俺と権藤がドアの方へ振り向いた。
何事かと警戒しているとドアを開けて出て来たのは泉だった。
「交代」
一言告げて泉が中に入ってきた。すると権藤がハッとした顔をして謝罪をして外へ行った。
これで終わりかと察して俺もベニヤ板のドアに手を掛けた。
「二階が泊まれるので今日から貴方の家です、親にはもう学校時に告げています」
裸電球に照らされてる事務室を見回していると権藤が古いドアを開ける前に声を掛けて来た。
それを承諾して二階に続く階段を探り右奥に位置しているのがあり
昇ると一つは近くにある綺麗な部屋でもう一つはごみだらけだった。
その奥に一つ部屋があり、そこに入ってベットがあったのでそこに突っ込んだ。
今日は疲れた。
…・・・・・・・・・・・


裸電球に照らされた古びた扉のビルを循環していると、扉から泉が出て来た。
おかしい。いつも、戦闘で疲れて寝ているはずなのに
俺に気がつくと笑っていた。
「タバコ、吸うんですね」
手に持つ俺の煙草を見て彼女はそう言った。
「大人のたしなみですよ」
「貴方まだ子大人じゃない」
そう言った後お互い顔を見て笑い合った。
この子とはアメリカにいたころからの長い付き合いだ。
「にしてもあの男さ」
どうやら、眠れない理由は私と同じらしい。
「えぇ、人間として自分の意見がない。欠落しているってところでしょうか」
正直、気持ち悪かったのだ彼は。
「調べとくわ」
「ありがとうございます。新任の二人も来るようですし賑やかになりますねー」
「ねぇ、ちょっとタバコ吸わせて」
「貴方まだ子供でしょう」
・・・・・・・・


そのまま眠ったらしい服がよれよれだった。
目覚めの悪いまま降りると、権藤が既に起きていてデスクワークをしていた。
「あぁ、おはようございます。コーヒーいりますか」
そういって彼は席を立ち台所ところうじて呼べる場所に行った。
コーヒーを告いで持ってきてからこう言った。
「ではすべて話しましょう」

「仕事」

「何からいいでしょうか」
そう権藤に言われ、考え込んでから何も浮かばず、まだ暑いコーヒーを啜った。
最近の話題ではないがこの皆が持っている病気は大体分かるが、それを省いてそれ以外と言うと無い。
別に自分の意見はないし興味がないけれど、何か聞かなきゃならないのか
『何も』と答えようとした時、俺と権藤が昨日いた簡易面接室から泉があくびしながらタオルケットを持ち出て来た。
「おはようございます押し出しさん」
権藤が泉の方へ振り向いて作り笑いで挨拶を交わした。相手も寝ぼけてるのかまた面接室に戻った。
権藤はそれを見てため息をついてこちらを向いた。
「失礼いたしました。それで聞きたい事はありませんか」
「活動内容は」
「そうですね、主に私は情報収集で押し出しさんは戦闘特化なので戦闘です」
何も、と言う前に自分が行うであろう事を知るために聞くと、そこまで異質では無かった。
予想範囲内の答えを貰い、しばし沈黙が起きて面接室からまた泉が出てきて腕を振り、外に出て行った。
空腹を紛らわす為に少し冷めたコーヒーを飲み干た。
すると彼はもう質問等無いことを察したのか。席を立ち、pcの画面を見た。
コーヒーカップを台所に置いてから探索をしようと外出ようとしたら、丁度泉が古いドアから出て来た。
両手にはボットリアの袋をぶら下げてあった。
泉は、面接室に入り、それに続いて権藤がノートpcを持ちながらそこへ向かったので続いた。
置くや否や意地汚く、絶品チーズバーガーを、自分のだけ取り出し頬張りながら食べ始めていた。
「お疲れ様です。押し出しさん」
泉は権藤の声に食べながら会釈をした。権藤は中にあるのを取り出し、前にコーラを置かれた。
「てりやきとベーコンがありますが、どちらがいいですか」
「どっちでも」
笑顔で前にてりやきを置かれ彼はpcの前に戻った。
泉はハンバーガーを食い終わり、ふるポテを取り出し体ごと揺すっている。
ポテトの振る音が響いてる。その時、権藤が口を開けた。
「おめでとうございます。正式に受理されました」
pcを閉じて「失礼」と言いベーコンをかじった。
泉に食べることを進められたので食らいついた。
勢いに乗せて食べ終わった後には二人とも食べ終わっていた。
「名前聞いてなかったわね。教えて」
指をなめる泉が聞いて来た。
「明智輝」
指から視線を俺に変えて微笑みこういった。
「いい名前ね」
気付いたら整理が片付いていた。権藤が片付けたらしく手に持っている。
「さて、仕事内容をいいます」
権藤が口を開いた。
「ある女性を監視して頂きたい」

「不死」

「その女性と言うのは能力者で私達は『不死』と呼んでいます
名の通り、彼女の能力と言うか性質は不死身です。
名前を知らないし、知る必要もないです。そして隔離をしていますが
効果はないので見張りをつけるんです。絶対耳を傾けないでください
場所は、貴方が握り締めてた携帯に添付しときます。あ、それと今日は木曜日ですが
学校は私達のせいで引き起こしてしまい、今回は体育館で起きてるようですよ
学校行きますか?」
こう長く離す間にゴミを片付けて、掃除をしながら家事はすべて終えて、腕時計を見ながら言った。
「いや、いい」
「そうですか、それでは行ってらっしゃい」
古いドアを権藤は力任せに開けて、こちらを向いてお辞儀をして来た。
お辞儀に会釈して探索がてら風紀の悪そうなこの町を歩いてると、勿論柄の悪い奴等で溢れていた。
それを無視して携帯のメール欄にある権藤のメールに添付された地図に沿って夜は街灯で眩しかった街に出た。
地図を道なりで見たがバスに乗ったほうがいいらしく
バス亭で待ちぼうけていると携帯が鳴り響き表示を見ると非通知だった。
「もしもし」
『あ、明智君?』
いつ知ったのか俺は知らないが電話に出たのは泉だった。
「戦闘は」
『今回はいないみたい』
俺を襲おうとした軽薄そうな男は現れていないらしい
単なる暇つぶしで掛けたらしく、突発的なせいで会話が続かない。
「なっ何であった時[これからよろしく]って言ったの」
学校の繋がりでその言葉を思い出した。思い出したら思い出したで、引っ掛かかり
してはいけないのについ、声をかけてしまった。
『んん? あー、私達のようなのはね、会った時に同じ能力者かわかるのよ』
「そうなんだ」
そうなると辻褄が合うことになる。怯まず向かったのも能力があるとわかったから
「やめろ」も相手にいったのだろう。
彼女が告げたときバスが丁度来て、バスが来たと告げて電話を切った。

「ここか」
付いた先にあったのはそびえたつ檻に囲まれた。
『総合政府精神病院』
とお粗末に書かれた病院だった。
入ろうとすると警備にとめられたが俺の顔見ると、すんなり通れた。
正式に受理されたおかげか受付まで行くとその不死を隔離してる場所に連れられて、中に入ると
急に血なまぐさい香りがして、吐き気を覚えたが何とか堪えて前を向くと
「どうもっ!!生首でーす!!」
首無しの体が生首をもって不気味に笑っていた。


血の滲んだ黒いワンピースに首だけが無い体に、右手に持つ喋る首。
左手に果物を持って、血だまり部屋にいた。
下を見るとちょっと小さい血の湖みたいなのが多数あって真っ白な部屋には大変異質だった。
「笑えよなー、会心のギャグなのに」
彼女は呆然とした俺の態度が不服だったのか、生首が不満な顔付きになった。
果物ナイフを落として、生首を両手で持ち首のあった部分に押し付けた。
骨の擦れる音がした後、生首が胴体にくっ付いていた。
コキリと首を鳴らしていて、近寄ってきた。
「まだ気付いてないかな」
彼女は俺の所まで来て顔を覗き込んできた。
何かを探るような感じで俺の顔を見つめていると何かに気付いたのか嫌らしく笑いだした。
そして近付けていた顔から間を置いて、彼女を見据えている俺に手を伸ばして胸に触れた。
瞬時。彼女の手には前に泉と出会った時に首に突きつけられていたカッターナイフが彼女の手の中にあった。
何でと言うのは野暮だと思う。事実不死身と言うのが目の前にいる事で思考が焼ききれたのかもしれない。
天井を見上げると天井までも血が飛び散っていた。
不死はカッターナイフを自分に刺したりして弄くり回して後ずさり、床に落ちた果物ナイフを片手にとって
飛び掛ってきた。
しゅんぱつ的に身構えるが、ナイフなので突き刺さる。
と、思っていた。
しかしまた両方のナイフが消えていた。
「さっきから見てて思ったんだけどさ、君どこか客観視して物事を老けているよね」
いや、そう見せてるのか
と、訂正した。
「血みてもさ、なんというかトラウマっぽかったし」
顔を寄せてでこまで近付けた。
「君何人殺した?」


―――は?
この女は何を言っているんだろうか
何人も殺していないし大体試すように何故聞いてくるんだこいつは
睨むし因縁をこすり付けるのも度がある
「何真剣になってるの」
その声で我に返り、顔を上げると不死が不適に笑っていた
別に
そう答えようとしたが彼女の血まみれのひとさし指で口を押さえ付けられた
数分立ってから指を離した、大きく二三歩下がって
言おうとした言葉をまるで知っているかのように振舞っている
「それじゃ今日はもう」
最後の言葉を濁した後今俺がいる入り口から左手に走って
血だらけの子機で電話をかけようとしている
俺は溜め息をついて後ろを向いて部屋から出て行った
病室というより隔離病棟から部屋を出て受付まで来たところで俺を通過した患者が驚いていたので
何かと思い顔を触ったが何もなかったが口付近で薄い赤のインクがついていた
「・・・」
トイレに入って鏡を覗き込んだ
口についていたのは血ではなくて『馬鹿』書かれたスタンプだった
慌てて口をを拭った
何とか病院前にあるバス亭に行き時刻表を覗き時計と合わせたがまだ時間が30分もあった
これならまだ間に合うのかもしれない
携帯を取り出して電話を掛ける
プルルと妙に緊張感駆り立てる音が響き4~5回なった後電話が繋がった
「あっもしもし? 俺何だけど・・・うん、うん、いやちょっと色々あって、そっちの病院にさ、うん、わかってるってかってくよ、んじゃ」
電話を切るや否や踵を返して神石市のほうに向かった
――――――――――――――――――――――――――――――
電話した直後に院長がかけこんできた
「君は何を考え「持って来た?」
意表を突かれ気に食わない顔をして見せたが
院長は溜め息をついて、近くに寄ってきた
「これを渡せば俺のお前の不死性についての研究を手伝うんだな」
「もちろんよ」
彼が乱暴に取り出した瓶を優しく手に取った
腹を指で引き裂いてその中に入れて腹を閉じた
――――――――――――――――――――――――――――――
渋滞に巻き込まれて車の中で腹を立てていると携帯が鳴った
表示にはお粗末に押し出しと書かれていた
「どうでしたか」
通話ボタンを押して耳に当てた瞬間
「・・・・・・可哀想な子ね明智君って・・・」
電話越しでもわかる程にテンションが下がっていた
どうやら彼女は彼の素性を大体は把握したらしい
「そう気を落とさずに」
「うん、あのね――――」

「なるほど。そうでしたか」
彼女は聞いた話が自分には重すぎて、人にはなすことで分担したかったんだろう
その内容によりすべて合点が行った
学校の評価、何をして追い込まれていったか
そして”誰を殺しかけたのかも”
「今どこいるの?」
車から降りたので外の音が騒がしくなったのが気になるのか聞いてきた
「あぁ、神石市にある病院にね・・・」

構図

神石市は今いた病院から歩いていける距離だったようで権藤から貰った携帯の地図を見ながら歩いてやっとのことで
神石に付き、そして病院に最寄りの洋菓子店へ入った
中はそこまで広くないが時計を見ると12時だったお陰で女性で溢れていた
店員がいる場所にまで行くとこの付近に学校はなくて今ここにいるのが不思議がられた
「あぁ、シュークリーム二つですね。 よっと、こちらでよろしかったでしょうか」
シュークリームを二つ頼んだら今度はにこやかな笑顔になりそそくさと持ってきて
「はい」と答えたらすぐ用意をしてくれた
彼女の顔の筋肉は明日には筋肉痛になってそうだ
シュークリーム二個には行ったお馴染みの箱が入ったポリ袋を手に取り足取り軽く外に出た
病院はここから見えるし、まぁ大丈夫だろうと分かりつつも高鳴る鼓動に身を委ねて小走りをした
「あ あの、せい口命さんは面会できますか?」
「はい、出来ますよ。すでにいられるかたもいますが」
神石病院に入ったあと受付の人に聞くと先に先客が来たらしく
どうせ同級生だろと決め付けてエレベーターに乗って病室に向かった
小走りで看護婦長の風格がある女性に怒られたがそのまま突っ走った
今度こそ謝ると許されるわけがないのに心に決め扉を開けると―――
「不死の監視お疲れ様です明智さん」
つい最近に聞いた低い声色でここで声で聞くはずがなく見かけるのもないはずなのに
哀愁漂う顔を浮かべて悲しく見つめてきた当のせい口もベットを起こして涙を浮かべていた
「な、なんで・・・」
どうしている、と言うはずが今の俺はからからに渇いた喉が放つのはこれが精一杯だった
あの日だって必死だったんだ。
―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
「あぁ、神石市にある病院にね・・・」
「え? 何で?」
言うべきか迷ったが別に隠すことではなかったし
合点が行ったのは彼女が彼の母校に聞き込みをしたお陰なので洗いざらい話した
心地良い返しをしながら一通り話すと沈黙が続き
「私・・・その場に立ち会うよ」
重々しい口調で彼女は口を開けた
任務を放棄してくるつもりだ、こう言い出すと彼女は融通が利かないので仕方なく承認した
付くには時間がかかるらしくそれまで時間があるのでそこにいる院長に彼の現状を確認しに電話した
「あぁ君かい、まったく立て続けになんだい君らは」
「立て続け?」
「あぁ、そうだよさっき不死からボツリヌス毒素持って来いと言われてな、どこでしったんだが、困るよ本当」
ボツリヌス毒素を持って彼女は何がしたいんだ
しかもそう簡単にある代物ではないはずだ。彼が持ってるわけがない
「そうか、じゃあいいよ」
これじゃ明智の現状など聞ける雰囲気ではなかったようで電話を切った
そして先ほどぎりぎりで押し出しが付いた
時は遡り現在
「な、なんで・・・」
彼が気力を振り絞り言った
それに答えるべくせい口に会釈をして押し出しと明智で病室を出た
手ごろな大広間が無く一階の食堂まで行き、パイプ椅子に座った
この構図は以前にあった気がするが明智は前回と違いはすっかり動揺していた
「私はあなたを悪いとは思いません、能力をもてあますのは誰でもします」
そう俺が言うと明智が顔を塞ぎ口を開けた
「俺から言う・・・いっ言わせてくれ」

明智

「大学どこいくよ」
「あー適当でいいんじゃね、どうせお前じゃ俺と同じ大学行けんし」
「てめぇ今なんつった」
今横で俺の挑発ですぐ切れた彼は俺の友人で樋口と言い俺は普通の生活をなんとなく送っていた
熱血することなんて一個も無く、部活動にも入っていない樋口も入っていない
不安はこいつと駄弁っていいのかとよく疑問に思うぐらいだった
「お前いつも親友の園田の話ばっかすんのな」
笑いを含みながらいつも出てくる彼の話題で出てくる親友を突っ込むと
「あぁ!親友だからな!」
そういけしゃあしゃあと言われ凄むしかなかった
することはなく帰り道で樋口と喋った後、また明日といい岐路に着いた
樋口は俺と同じと思っていたが、友情に掛ける熱意と言うのが違った
じゃああいつは俺をどう思っているんだ?
どう思っているんだとそう考えていると、俺はあいつを邪魔虫としか考えていなかったので胸が痛んだ
家に着くと家は静まっていた、何事かと急いで靴を脱いで部屋に入ると受話器ですすり泣く母がいた
「んで爺ちゃん家いったんだけど」
「おうおう」
「『お前にこれから災難が起こる、でも耐えるんだ、爺ちゃんのせいなんだすまん、すまんな輝』」
「声真似かよ、うけるわ」
「くせえよなー」
「あぁくせーくせー中二病かっつの」
「ギリ間に合って言われたのがこれだもんな」
困った爺さんだって言う筈が声に出なかった。目から何か落ちたのを拭い
「いまどこいんだろ」
屋上で一人強がった
ベンチから立ち上がって尻ポケットから携帯を取り出して、樋口は何事だと言わんばかりだった
手に持った携帯を座ってた場所においてそこから離れて樋口に今から行うことを言おうとしたが
「HRよー何しているの」
丁度良く担任のせい口が丁度良く来た
「相変わらずお綺麗っすね」
そう樋口が茶化すとせい口が顔を赤めてふらふらしだした
「丁度良いです、せい口先生も見てください」
一人より2人でもこの重荷を分担させたかった
2人がキョトンとする中、俺が携帯に手を翳して念じると
携帯が吸い込まれていき、翳した手の中に落ちた
「っと」
「「えっえええええええええええ?!?!」」
二人の声が屋上で響いた

崩壊
しばし唖然とした後、我に返ったのか急に汗を噴き出した
樋口は驚きを隠せずに「え? え?」と連呼していた
せい口先生はまだ唖然としていたがやがて落ち着いたのか此方へよってきた
携帯を握り締めている俺の元へよってきて横に来てこう言った
「先生ね、引かないよ皆がこういうのみたら引くでしょうね。そこの子のように」
風で髪がなびいて口に入りそうになったのを手でととのえた
樋口のほうを見るとまだ混乱していた
「私もちょっと引いたわ、でももう引かない。もうこっから動かない、だから飛び込んで頂戴」
この力を気付いたのは爺ちゃんが死んだ直後で、ふざけで念じたら物が浮いて手の平すっぽり嵌った
見た時はあせって何回か試したり抓ったりしたが夢じゃなかった
だからこそ彼女にそう言われた時は嬉しかった、得体の知れない物を理解してくれたんだ彼女は
「おーおーお似合いだなー」
横から声がしてハッと我に返った、樋口は脳での整理が付いたのか頭を掻きながら近寄って来た
腑に落ちないらしく不満な顔を浮かべている、沈黙が続いた後、頭を掻くのをやめて顔を見ていった
「よくわかんねえけどさ、放課後空いてる?」
その後はせい口先生はそのままHRだと言って教室へ追いやった
学校を終えた後帰ろうとしたら樋口に言われたことを思い出し
メールをしても返事が来ず何事かと思ったが学校ではする事が無くて帰った
家付近になりやっとメールを返されて携帯をあけて文面を覗くと
『返信遅れた悪い(汗) 集合場所はいつもいるカラオケで^皿^』と書かれていた
何をさせるきか知らないけれど、有無言わず『了解』と送り反対を向いて家から遠ざかった
カラオケについても樋口からの迎えが来るわけでもなく溜め息を吐いた
店の中に入り、歌い声の騒音の中、扉を探していると
「おぉいたいたこっちだ明智」
呼ばれて振り向くと見知らぬ男性で首をかしげていたが手招きされて言われるがまま指定された扉を開けると
「主役の登場だぞー!」
そう男性が発した後、皆が一斉にこっちを向いてきた
その次の瞬間皆が活気盛んに喋りかけてきた
状況がつかめずにおろおろしていると集団の中から樋口が出てきた
「お前元気なかったジャン? だから皆を必死に誘ってさパーッとしたわけよ」
そう言い放った後はビール片手に集団の奥に笑いながら入っていった
ここまで良い奴とは思わなくて最初の不安が恥ずかしく思えてきた
扉を閉めると急に皆が同じことを一斉に言い放った
「超能力見せて!!」
「へ?」
事情を聞くと樋口が言いふらしたらしい、皆に言われてはしょうがないのでしてみせると歓声が上がった
時は立って
二次会があるらしいが樋口が飲みすぎでリタイアせざるおえなかった
「目標ってあんの」
公園の水のみ場でげろを吐きながらそんなことを聞いてきた
「出来た・・・かな」
「お前ならヒーローマンになりそうだな」
「んだそれ」
「俺が何でお前とつるむと思う? 実は気付いてないだろうがお前って正義感に溢れててかっこいいんだぜ」
「えっまじ」
「おおマジだ」
そう樋口が言った直後バキッと骨が折れる音がした
何事かと周りを見るとどうやらこの公園は広いらしく、よく見ると街頭の光が照らされて無い場所があった
その光が当たらない場所から’やめてよ’や血を吐く生々しい音が聞こえてきた
この声から察するに虐められてるのはよく学校でも虐められている来栖の声だった、触れぬ神に祟りなしと樋口の肩を叩いたが反応が無くて
顔を覗くと明らかに異常だった
「あれ」と、震える指で声が聞こえる場所を指した
「俺の、親友の・・・声だ」



激化

震える指で指した先にいるのは以前に彼が親友として意気揚々と話していた
その友人の親友らしい
俺が絶句する中、彼はゲロを再度吐いた後口を拭った
「助けなきゃ」
耳を疑った、相手の笑い声からして複数いる模様で止めに入ったら絶対やり返される
やめろよ、なんて言いそうになってしまい思いとどまった
そんなことしたら先ほど彼が冗談かもしれないけれど言ったことを捻じ曲げてしまう
『お前ならヒーローマンになりそうだな』
なぜそう至ったんだろうか、記憶に当たることはあまりない
気が付くと樋口はもうすぐ虐めが行われてるであろう場へつきそうになってた
「待てよ」
俺が呼び止めると、彼が振り返ったがまだ飲んだ酒が抜け切れてないのか顔が真っ青だった
俺も行くと小声で言って樋口の後に続いた
「やめろよ」
声を上げたのは俺だった、虐められていた来栖が驚いたように顔を上げる
それに続いて虐めを行っている奴等もこっちを向いた、樋口も苦しそうだったが前を向いた
「?!」
その時、急に目の前が暗転して顔に衝撃が走った、何事かと状況が把握できないうちに
「蹴ったけんど、んだこいつ」
「言ってきたけんやり返していいって」
今整理が付いた、顔に飛び膝蹴りを食らったらしい
相手の笑い声の中で腹が立ち、やりかえしてやろうと立ち上がろうとしたが
足が震えて立ち上がれない
怖いんだこいつ等が、恐怖心で動けない
あぁ畜生――何がヒーローだ
こんな奴らに怖気付くのかよ、クソッ
「かはっ・・・やめっ・・・」
息が漏れるような声が聞こえ、顔を上げるとその声の主は来栖だった
「―――やめろよ・・・もうやめろよ!」
足が震えながらも声を発した
彼等は俺が立ち上がったのを驚き、その後こっちを笑って指差してきた
「うっうわあああああああああ」
大声を上げて特攻をした
だけど
駄目だった、何がヒーローだ
すべてが馬鹿らしくなった
勇気もそそのかされて、もてはやされて付け上がったんだ俺は
ごめん樋口
これ以降いじめの矛先が俺に変わり来栖以上に激化していった



先生
あれから七日立った
虐めの標的は俺へ変わり、今の今まで苛められていた奴はこれを機に転校した
「明智クゥーン、ちょっと来てくれないかなァ」
俺が誰なのかをことずてで知ったらしく教室まで押しかけてきた
いつも行うことは金の恐喝か八つ当たりの暴行、盗難等
助けは求めた、しかし皆無視をしてきた
それと樋口は俺が虐めの奴らと繋がっているのが、怖いのか
疎遠になっていった
そんな日が日常化したある日
「顔は・・・やられてないな」
殴られ笑われ掏られて気が済んだのかその場から去った後、確認しながら立ち上がった
男子トイレから出た後、教室に戻っている途中ふと窓を見ると太陽が落ちていた
もう夕方らしい、日々の暴行のおかげで気付かなかった
「痛っ」
「え、あっその、」
先ほど蹴られた肩に誰かぶつかり、立ち止まった人を見るとせい口先生だった
俺が凝視していると彼女は目を泳がせていたが目が会うとハッとした
どこか俺を避けているみたいだ
「それじゃあ私用事あるから」
「待ってよ」
俺から逃げようとして後ろを向いた彼女を呼び止めた
「何でさ助けてくれないの」
的を得たのか、それを聞いた彼女は背中が小刻みに動いた
「本当は気付いてるんだろ!! 俺がさ、い虐められているのをさ
あの時言ったじゃねえかよ! 飛び込んで来いって!」
今まで押さえ付けていた感情が留めなく溢れ出した
濁流のように感情が頭で言葉になっていく
俺の大声での当て付けは最後はただの罵詈罵損になった
「うるさい!」
せい口先生が声を荒げた、目が血走っていた
「こっちにだって立場があるの! 貴方に何がわかるの!」
その先生の勢いに押されて戸惑っていると
普段切れないからか息の上がっていた先生が逃げるように走っていった
その勢いに押されて黙ってしまった俺は
「何だよ・・・」
そう呟くしかなかった

「一歩」
俺は今廃墟にいる
今のご時勢に似付かない港先にある廃墟に鞄を取られ呼び出されていた
せい口先生に怒鳴られた後虐めてくる奴から呼び出しを食らい、いまこの場にいる
肝心の虐めてくるやつがどこにも見当たらずに探していると一つの廃屋があった
そこから声がして覗くと案の定苛めて来る奴が駄弁っていた
裏に回り3人のうち一人が座っている木箱の横に置いてあった鞄を見つけ
気付かれない様に背をかがめ手に取ろうとした時
「よっ! 明智!」
その声を聴いた瞬間体が凍りついた
「おぉ、おせえじゃん。 どこほっつき歩いてたん」
その声の主は来須が虐めを受けて、そしてその現場を止めるのを必死でやろうとしていた
「樋口・・・?」
紛れもない樋口だった
何で樋口がここにいるんだ
頭で『?』の文字が渦巻く中、彼はかがめたままの俺を見ながらこう言った
「てめえが気に入らなかったんだよ」
彼の目は冷ややかだった
「人を見下すだけで面白いわけでもなくただ馬鹿にするだけ
なぁ、俺をどう思っていた? どう、感じ取っていた?」
言い返せなかった
だって事実なんだから
防御するにも間に合わず飛び蹴りをまともに食らった
「それと何故不自然にあそこで虐めが行われていたと思うよ、明らかに不自然だろ
いやぁ俺に乗る口実も功をそうしたわ」
そうだらだらと一方的に言って来る中でもずっと蹴って来た
俺がうめく姿を見て皆が大笑いする中、服を剥がされた
その服を海へ投げ込まれた
「はい、お前は社会的に死にましたー
ざまあみろよ」
そう樋口が言い捨てた後、皆が指差し笑い
飽きたのかっそっぽを向いて歩き出した
訳が分からない、俺は何かしたのかよ
何なんだよもう
もう
もう、どうでもいいや
消えちまえばいいんだこの世なんか
嗚呼、畜生
その時俺の何かが切れた
よろけながら立ち上がり樋口に一歩一歩近づいた
彼が気付いてこちらをむいたとき、彼の首を締め上げた
仲間が驚き、俺へ襲い掛かろうとしたのを”何もせず廃屋へ吹っ飛ばした”
廃屋の屋上まで吹っ飛ばした彼等は頭から血を吹いてグシャリと音を立て地面へ落ちた
樋口は苦しそうに俺の指を爪で引っ掻いていた
足で踏ん張り、仰向けに倒した後彼へ跨ってより首を絞めた
その後は彼は空気が漏れる音がしたり声が出るや否や懺悔したりしたがそのうち
バキッと音を立てて樋口の体が硬直していった

「白黒」
世の中が白黒だって気付いた
「俺は能力が使えるんだ
能力で二人を吹っ飛ばしたんだ」
そう言ってさえいれば精神異常と判断されて御終いだ
「息子を返してよ人殺し!!」
知るかよ

帰ってきたら親が温かく迎えてきてくれて優しく接してくれる夢を見た
何だ夢かと思い
またその夢見ようと寝た
ただずっと眠った
そのうち夢と現実の見境が無くなった
冷たい床で寝る夢なんて不気味だな
あれどうなっているんだ誰だこいつ等
あれ、親って何?
こんな夢なんてやだ、早く親が温かく迎えてきてくれて優しく接してくれる場に帰らないと
あっちが現実なんだから
夢なんだ。そう悪い夢なんだ
誰も俺は殺していないんだ
俺には友達がいっぱいいて一緒に遊んで帰った
きっとそう
えっ、俺って誰だ?
そうだ、学校に行かないと俺には友人がいっぱいいるんだから
早く行かないと
ねぇ、話しかけても無視しないでよ
「うるせえよ人殺し! 前々から思っていたが都合のいい時だけ関わって来やがって!」
人殺し?
俺の名前?
何を
痛っ
「帰れよ」
「そうだよ帰れよ」
友達から蹴られた
帰るってどこに
「明智君、いいかな?」
せい口先生から呼ばれた
内容はこうだった
もう学校来ないで
何でそんなこというんだよ
あぁ、そうだったね
消えちまえばいいんだこの世なんか
せい口先生の首を絞めた
でも死ななかった
何度も何度も強く握ったのに
他の先生にばれて少年院に入れられた
嗚呼やっとわかった
鼻から夢なんかじゃなかったんだここは
腐った世界だったんだ

「大粒」
「これですべてです」
そう告げた後二人は話し聞いた後考え事でもするかのようにしばし黙った
「お話のお陰で貴方の能力がわかりましたよ」
権藤がそう言った彼の顔を見ると物悲しそうな顔をしていた
それよりも先にすることがある。とそう言われた気がしてすぐさま立ち上がった
シュークリームを手にして
病室にいくとせい口先生は俺に気付くと笑顔で迎え入れてくれた
「シュークリーム買って来た?」
そう言った彼女に洋菓子の袋を見せた
それを見るとせい口先生はありがとうと言い突き出した袋を手に取った
「許してもらえないだろうけどさ その」
「言ってごらんよ」
優しく言った彼女は洋菓子の袋を開ける作業を止めた
「ごめん」
「はい、よく言えましたね。 それよりシュークリーム食べよう」
「うん」
「美味しい」
「うん」
目元から大粒の涙が出ていた
―――――――――――――――――――――
「ところでどうします」
そう俺が告げると彼女は何の事かと聞いてきた
勿論能力の事だ、あの境遇だからこそナイフを消せたというのに
「私は立ち直って欲しいなー」
指を口に当ててそう言った
「私は逆ですね」
彼女は悲しそうな顔になり私の顔を見た
でも何も言わなかった
「煮え切らないなー」
「そうですね」



気持ち悪いと言われた
あの後勢いよく不明課に帰り睡眠を取った
そして今日もまた不死の監視をしている
その時に言われた
部屋を掃除してる途中にだ
「何が気持ち悪いんだよ」
掃除の手を止めて思わず聞いた
掃除することがなのか、それとも
・・・それとも?
「いやさっき話してくれた話聞いた感想」
感想というのは先程話した事か
昨日の出来事
泉と権藤に話した後胸がスッとなりつい、不死にも打ち明けたのだ
今俺はすこぶる気分が良い
人に話すと気分がよくなるとはよく言ったものだ
この中でも彼女は話し出さないものだから再び掃除を始めた
「大体片付いたな」
周りに血がこびり付いた部屋を雑巾で拭いてチリを掃除機で吸った
流石に殺風景な部屋じゃ済みずらいだろうと思い、俺の意思で掃除した
「それと暇だろうからほれ、漫画」
暇だろうと思い目に入った漫画を買った代物を手渡した
「気持ち悪い」
また言われた
「一体何が気持ち悪いんだ」
「至れり尽くせりでちょっと・・・」
彼女が先日暇だというから漫画を買ったまでだ
普通ではないのか
「いやでも物事に老けた目をやめてよかったよ」
それを言うなら耽っている、だ
言葉の間違いを指摘しようとした時に
「そういえば名前きいてなかったね」
そう言われると確かに名前をいっていなかった
「明智輝」
「へぇーいい名前じゃん」
そう名乗ると玩具を買ってもらった子供のように目を輝かせた
「不死の名は何?」
不死と言うのも変だし、ここにはいるが彼女だって人間なんだ
名前ぐらいあるだろう
「不死でいいよ」
名前を覚えていないのだろうか、今までで呼んでた名を出した
「そうか、なら杏はどうだ?」
不死を英語でアンデット、それで杏、これはこれでいいネーミングではないか
「よろしく」
「ん」
手を伸ばすと、彼女は一瞬ためらったが手を握った
「あ、ゴミが付いてる」
そう言って彼女は俺の後ろ髪に手を触れた
「ほら」
手を抜き取ると自分の人差し指を引き千切って手に持っていた
「気持ち悪い」


「携帯」
明智が友達に催促されたように焦りながら外へ向かった
力任せに扉を開けたせいで立て付けの悪い扉が文句でも言うように不協和音を奏でた
彼は帰ってきてから見る限りでは元気になった方だ
彼が人を殺したには代わりがない、でも少しでも
少しだけでもこうで、いいんじゃないのか
うちの宿泊を願い入れるとき彼の親は彼、明智輝をあからさまに除け者にしていた
「ふぅ」
粗方掃除は終えて背伸びをした、背骨が骨を鳴らした
すると、二階から板の軋む音がしてどうやら押し出しが起きて来たらしい
相変わらず彼女の部屋は汚れていて衛生的に掃除したいのだけれど何せ相手は女子なので無闇に切り出せない
「ご飯の用意は出来ていますよ、食べますか?」
彼女は首を縦に揺らした、その様子から見るにまだ眠気は抜け切れていないらしい
面接室まで手招きをしてソファに座らせる、彼女は無言で連いていった
この状態が外にいるゴロツキ共が見たらお持ち帰りが可能だろう
そういう事態を踏まえて一様彼らには釘を刺して置いたのだが、堅気ではないので襲ってこないか定かではない
飯を持って来ると寝ぼけた目から精気を取り戻した
まるで散歩待ちの犬のようだ
「どうぞ」
そう言って手渡すとお盆に置いていた箸を手にとって呼んで字の如くがっついた
やれやれだぜ
面接室の戸を彼女に睨まれぬ様ゆっくり閉めて事務室の椅子に座った。
腕を組んで権藤は天井を見上げた
「・・・」
目を瞑るとあの血と雨と鉄の匂いが混ざった記憶を思い出してしまい、眠れない
さて、・・・ ・・・神様探しにいくか
目を開けて権藤は立ち上がった
とりあえず神石市に行くか
いきりだった権藤はいつもの手際で扉を開けて車のガレージへ向かい鍵をかけた
神石市にいくんだった、彼に途中で乗っけるか
「あ、まって私もいく」
車に乗ってきたのは先程まで寝ぼけていた押し出しだった
溜め息をついた
仕事が割り当てられているのを少しか自覚してほしいものだ
言い合ってもまともに受け答えしないだろうから言うだけ無駄だろう
携帯を取り出して彼へ電話をかけた


「復讐」
権藤からの電話を受けて不死がいる病院を後にした
病室を出たところにある自販機でカフェオレを買った
最近は冷えてきて首筋のマフラーじゃ耐え切れないほどにだ
カフェオレを飲み干してまだかと携帯で時間を見た
「新年かー」
日付は12/31を指していた、今までが今までだった為に日付や行事など見てもいなかった
新年かと思えばもう大晦日であっと言う間だった気もする、でもその日その日は鮮明に覚えている
この一年で目を背けていた、というか背けていたりしたし現在も背けているのかもしれない
けれど言える事は一つ
不思議だなぁっと
俺はある決心をして今さっき来た黒い見慣れた車に乗り込んだ

「あの」
「なんでしょうか」
車に乗り込んで権藤に話し掛ける
彼が多分この不明課の長であり俺を含めた二人を操っている人物だと思い
こういうのは彼に直接に行ったほうがいいのだろう
「明日、休ませてください」
権藤は一呼吸置いてこう言った
「駄目です」
そりゃそうだと思った
これは仕事の一種だし例え学生でも甘えは許されないと思う
けど、今回は違った
「いいじゃない」
後部座席に座る俺の横にはしゃいでいる泉が楽しげに話した
はしゃぎ様はまるで今から遊園地に行くのを待ち通しかのようにしている子供のようだった
権藤は不機嫌になったのか急に黙り込んで見せた、バックミラーを覗くと案の定むくれていた
「権藤のー!嫌いな―――」
「あーもうわかりましたよ言えばいいんでしょう、いいです、いいですよ」
半ば切れ気味に権藤は承認して俺の申し出は通った
俺だけがまたしても蚊帳の外だった、気付いたら俺は身を乗り出して事の経過を聞いていたらしくあわてて体を戻した
どうやら一番ここで実質権力を持っていたのは泉らしい
なんかこういうこと何回もあった気がする
すると泉は俺の肩を叩き何かと振り向くとウインクをするだけだった
何がしたいのだろうか彼女は
・・・
さっきのいざこざのおかげで車は沈黙で無言のやる事がなく外を見ていると太陽が落ちていた
「えっと」
何故ウインクするのかわけがわからないまま彼女は俺を見てこういった
「早く行こうよ」
病院にどうやらついていく気らしい
――――――――――――――――――――――――――――――
1/1の朝、明智と何故か泉が部屋から出て行った
まったく彼女に困ったものだ
俺の嫌いな食べ物を何かあると逐一挙げて行き自分の意見をごり押しで通す
全く威厳が全然なくなったものだ
突然、電話が鳴り響いた
憂鬱の気分のまま電話を取ると金切り声がしばし続いた後こう告げられた
「不死が逃げ出した!」
え?
「復讐をするのかもしれない」


「後悔」
迂闊だった
不死こそ最大の脅威で無視してはいけない者だった
電話から声が聞こえてくるが耳に届きはしなかった
泉か?
いや当初こそ監視を願っていたが幻影の再出現によって元々戦闘向きだからそっちへ配属した
明智? ・・・か?
明智は現在不死の監視に当たっていているが俺が見る限りにでは特に音沙汰はない筈だ
院長からの連絡も何も起きてないといっていた
なら、俺にか?
俺への接点は俺の能力を出した時にいたやつでもあり接点も結構あるしあの空間へぶち込んだのも彼女から承諾してくれた
なら誰だろうか
泉か俺なのか、はたして院長なのか、明智か
明智か、もしかして彼が自分の都合の話を彼女にしていたら?
でもそんな少しの疑問で動くようなやつではない
でも今までこういうこと等なかったから前例が無い
現在逃走が起きているんだ、自体が自体だ
そう思ったのか権藤が立ち車へ向かおうとした時、携帯が再度鳴り響いた
どうやら一度切ってからまたかけなおしたようだ
権藤は通話ボタンを押して耳を澄ました
「聞こえるか?」
「あぁ、すまん。お前のとこいっていいか」
院長はそう聞くと少し驚いたが承諾した
権藤は車に乗り込み外を見た、街がざわつきだしていた
この状況はおかしい
不死は元々こういうことなど絶対にしたことがない
どうなっているのだろうか、能力さえなければ普通の女性だ
そうだ、考えても意味がない
前に推測で痛い目にあったじゃないか
幻影の事だ
一ヶ月前に一度現れて押し出しにやられた後、また消えていった
何でもう一回来たんだ
何か策略でもあるのか、いやなければ来ないだろう
あいつもあまり最近は動かないで職務に付いているんだから誰の差し金だ?
もしかしてこの不死の逃走に関連性が?
クソッ状況がつかめない
復讐って誰にな―――
その時携帯がまた響いた、背中がぞわりと寒気がした
権藤は丁度付いた病院に車を留めで電話を取った
「はい、あぁーはい。え?」
電話の内容は不死の死亡を告げるものだった
電話をかけた泉は悔やんでいた
とてもとても
「クソがあああああああああ」
病院前にあるゴミ箱を蹴って八つ当たりする男性がいた
彼もとても悔やんでいた
とてもとても


「不死偏 完」
せい口先生に会いに来た筈だった、だけどそこにあったのは一面の血の海
そして不適に笑う杏だった
それを見て前とは違う感じの気分が悪くなり嘔吐した
それを見た泉が明智の背中をさってくれた添えに一礼した
どうして、その言葉しか出なかった
だって真剣に悩んでくれて意見を言ってくれて
そんな
「ねぇねぇ、今どんな気持ち?」
杏が口を開いた、その顔はまだ笑っていた
まるで杏は玩具を手にした子供のように笑っていた
「仲間と思った? 勘違いした? 何も聞かなかった?」
言葉にハッとして思い当たる節を記憶の中から探った
「その女性と言うのは能力者で私達は『不死』と呼んでいます
『絶対耳を傾けないでください』
権藤に言われたことを思い出して自分を責めるしかなかった
でもここの場所は杏に言ったか?
「あっ」
先ほどから摩ってくれていた泉に言われて振り向くと俺の首筋を見ていた
すぐさま首の後ろを触ってみると硬く、四角なものがあった
発信機?
いつどこでだと何かあったか思い出すんだ俺
あぁ、そうか
昨日の日に首にゴミがあると言われその時触れられたんだった
それを指の中に隠していて、不穏がられぬよう初対面の時前もって自分で首を落としたのだろうか
いや、それは流石に考え過ぎかもしれない
どっちにしろせい口先生は死んだんだ
杏のせいで、俺が言ったせいで
下を向いて歯軋りをした
その時下を向いていたが為に目の前に紛れも無くせい口先生の首が転がって来た
「な、何を」
「口」
杏が自分で転がしてきたせい口先生の首を指差して言った、なぜか腹から血が出ていた
かがんでよく見ると口に何か光るものが挟まっていた
労わるように落とさぬようにそっと取り出してみると瓶だった
「君には権利がある」
杏が瓶を拾ったのを確認したのか、先程の楽しむような声色をやめてトーンを落とした
それを見つめながら俺は立ち上がると横にいた泉が不安そうな目線で見てきた
「それはね、薬瓶なんだよ。 それでね私に飲ませると、殺せるの」
耳を疑った
不死って能力ではないのか、死ねないって生命からかけ離れた存在
そう思っていた、そんな生き物がこんな薬瓶で殺せるのか
こんな、茶色がかった小さな小瓶で
これで殺せるなら願ったり叶ったりだ
「お願いやめて!」
今まで黙っていた泉が金きり声を上げて胸へ飛び込んで体を抑えた
「そんなことしたら」
そんなことしたら、と彼女はそれ以上言わなかった言えなかったのだろう
彼女も慕う人を殺されたら殺すだろう、でも泉は服の袖はきつく掴んでいた
俺はそれを振り払い、杏の前に立って瓶を渡した
「自分で死ね」
そう告げると彼女は苦虫を噛んだような顔になり、終始沈黙の後瓶を受け取って
「ごめんね」
そう言って瓶を飲み干した、心成しか最後に涙を一筋流して杏はこの世を去った
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